第四回 女性泌尿器系の悩みと温水洗浄便座の適切な使い方 (武蔵村山病院 大川あさ子先生)
女性にとって泌尿器科の病院や先生はちょっと行きにくいと思われている方が多いのではないでしょうか?
実はそうでもないのです。女性にとって膀胱炎※1は身近な疾患です。ただ、身近な疾患であるがゆえ、軽く考えてしまい、再発を繰り返してしまう人も多いようです。身近な疾患だからこそ、正しい知識を身に付け対処することが必要です。今回は、女性にとっての泌尿器科、特に膀胱炎をメインにどういう疾患なのか、予防はどうすればよいかなどを武蔵村山病院泌尿器科科長の大川あさ子先生にお話をお訊きしました。
※ここでいう膀胱炎とは、最も一般的な「急性膀胱炎」を指します。膀胱炎にはそのほか「慢性膀胱炎」や「間質性膀胱炎」などの種類があります。
1990年北里大学卒、
1998年に医学博士号取得。
北里大学病院、聖路加国際病院などでの勤務を経て、2013年4月から現職。
女性の骨盤底障害による骨盤臓器脱や腹圧性失禁の手術療法、過活動膀胱などの排尿障害を専門に取り組む。
日本泌尿器学会専門医、指導医。日本透析医学会専門医。
*ご所属は掲載当時のものです。