Q1.下水道本管までの配管設計に関して、法令や学会文献などはありますか?
下水道法施行令や空気調和・衛生工学会規格(SHASE S 206)等があります。
例えば、排水管の勾配については、下水道法施工例第8条第5項には、「管渠(かんきょ)の勾配は、やむを得ない場合を除き、100分の1以上とすること」とあり、空気調和・衛生工学会規格(SHASE S 206_ 2019)”9.2.4.2 排水横管のこう配”には、適切な勾配として、「呼び径75~100mmの配管の最小こう配 1/100」が記載されています。
また、排水管の継手については、SHASE S 206_ 2019 ”9.2.4.9(2)排水管継手類”に”排水管の曲がり部分に用いる継手として、「90°大曲エルボや45°エルボ2個を組み合わせる」旨の記載があります。
<参考Q&A>
便器から出た汚物の搬送のために、どのようなことを考慮して排水管を設計・施工すればよいですか?