Q11.痔の症状があるので温水洗浄便座を使っていますが、使い方に関して注意しなければならないことはありますか?
女性の痔と温水洗浄便座の使用について、女性肛門科医としてご活躍されているマリーゴールドクリニックの山口トキコ先生にお訊きしました。
温水洗浄便座の一番のメリットは、患部の清潔さが手軽に保たれるという点です。肛門科の医療現場では以前から、術後の患者さんや症状がひどい患者さんには、「座浴(ざよく)」の指導がされてきました。それが今では、温水洗浄便座の普及によって随分便利になりました。使用後は、水滴を吸い取るように優しく抑え拭きをしてください。乾燥機能がついていればそれを使用するのもいいと思います。
ただ、使い過ぎには気を付けましょう。洗い過ぎは皮脂膜をはがしとってしまうことにもなりますので、適切な使用回数、量を守りましょう。具体的には、おしり洗浄やビデ洗浄では、人肌程度の温度で10~20秒ほど洗う、という点を守ってください。水圧は、使い初めは「弱」から試していただき、慣れたら徐々に強くして自分にあった水圧を見つけるのがいいですね。切れ痔の場合には、強い水圧で使うと痛みを感じることがあります。
詳しくはこちらをご覧ください。
⇒女性の痔と温水洗浄便座の適切な使い方
温水洗浄便座の商品名
- サンウォッシュ(アサヒ衛陶)
- シャワンザ(SANEI)
- サワレット(ジャニス工業)
- クリーンウォッシュ(TOSHIBA)
- ウォシュレット(TOTO)
- ビューティ・トワレ(Panasonic)
- シャワートイレ(LIXIL)