(一社)日本レストルーム工業会は2015(平成27)年4月より(一社)日本衛生設備機器工業会と(一社)温水洗浄便座工業会が合併し、トイレ・洗面室等、水まわりにかかわる設備機器を対象とした事業を実施する組織に再編し新たにスタートしました。
(一社)日本衛生設備機器工業会は1948(昭和23)年「日本衛生陶器工業協会」として設立され、その後1964(昭和39)年7月、輸出向けバスルームアクセサリーの調整事業を主目的として中小企業団体法に基づき「日本衛生陶器工業組合」を発足しました。
さらに時代とともに消費者ニーズの多様化、個性化、高級化など住環境の著しい変化に対応し、1985(昭和60)年6月には「日本衛生設備機器工業会」に、2012(平成24)年には一般社団法人に移行しました。
一方、温水洗浄便座が1967(昭和42)年に国産製品として初めて市場に投入されて以来、日本人の清潔志向を背景に順調に普及し、2002(平成14)年には世帯普及率が50%、2013(平成25)年には75%を超えるまでになりました。
こうした普及率の高まりを背景に、地球環境問題の視点からは温水洗浄便座も省エネルギー対策やリサイクル等に積極的に取組む必要があり、経済産業省の指導のもと、温水洗浄便座の生産事業を営む10社により、2001(平成13)年4月に「温水洗浄便座協議会」が設立され、その後2012(平成24)年には一般社団法人に移行、名称も「(一社)温水洗浄便座工業会」に変更しました。