年々目覚ましく進化を続けるトイレ。驚くほど簡単に最新トイレへの取り替えが実現できます。
トイレのリフォームでよく聞かれるお悩みにお答えしながら、トイレのリフォームポイントをご紹介します。
排水位置調整アジャスター
リフォーム対応便器への取り替えで、工事が早く費用も安い!
トイレのリフォームをしたいけど、何日も使用できないのは困るし、、、といった声をよくお聞きします。
以前は、新しい便器への交換に床をはがす工事(床下の配管工事)が必要な場合が多く、工事完了までに数日かかることもありました。
しかし、各社からリフォームに対応した便器が発売されている現在では、専用のアジャスターを使用し、配管を床上から伸ばすことができるようになっています。
床上のみの工事で取替えが完了するので、工期が短く、さらに費用も安く抑えることができます。
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トイレの広さを示す図
リフォーム時の注意点を押さえておくことで、トイレのリフォームがスムーズに!
リフォームの目的や条件を明確に!
- ・温水洗浄便座をつけて快適にしたい
- ・トイレが寒いのはいや
- ・専用の独立した手洗器をつけたい
- ・トイレに鏡をつけて身だしなみチェックもしたい
- ・モノが多いので収納はたっぷりがいい
- ・小物やポーチが置ける棚をつけたい
- ・スタイリッシュなトイレにしたい
- ・手すりをつけたい
- ・最新の便器に取り替えたい
トイレの広さを知っておきましょう
トイレ全体のサイズによって取り付けられる便器のサイズも異なります。また、トイレ内のコンセント位置も確認しておきましょう。
予算を決めておきましょう
リフォーム費用には、商品代+工事・施工費用が必要です。予めトイレのリフォームにかける予算を決めておくことで無理なくリフォームすることができます。
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マンションなどに多い、床上排水タイプにも対応できます。
マンションのトイレだからリフォームできないのでは?というご質問をよくいただきます。
マンションの場合、便器の後ろ壁や横壁に排水管がついている場合がほとんどです。
最近は、マンションのリフォーム需要に対応し、各社からマンションに多い排水管の位置に対応した便器が品揃えされています。
手洗器の設置も簡単。
給水(手洗用)や排水(便器用)を分岐することができる機種の品揃えも豊富なので、オシャレな手洗器付便器の設置も簡単にできるようになっています。
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便器交換ができない場合でも、温水洗浄便座を取り替えることで
最新機能を備えたトイレにすることができます。
一般的な温水洗浄便座の電源コードの長さはおよそ1mです。
トイレ内に電源コンセントが無い場合は、0.8m以内の壁に独立した電源として設けてください。
温水洗浄便座には、横にコードがあるタイプと後ろにコードがあるタイプの2種類のタイプがあります。
ご購入前に電源の有無と位置をきちんと確認しておきましょう。
腰掛便器には2種類の規格があります。
温水洗浄便座を交換する際は、ご自宅に設置されている便器の取り付け穴から便器先端までの寸法を測ってサイズを確認して、便器に合うサイズを選びましょう。
【サイズについて】大形(エロンゲートサイズ):470mm
普通(レギュラーサイズ):440mm
※温水洗浄便座には、2種類の規格に対応するため、「大形(エロンゲートサイズ)専用」「普通(レギュラーサイズ)専用」「兼用サイズ」が用意されています。
ロータンクの側面から給水管(または
フレキホース)が出ていて既設の
分岐金具がないタイプの例
ロータンクの下面からフレキホース
が出ていて既設の分岐金具がある
タイプの例
止水栓と分岐金具のタイプで給水接続の方法が異なります。
給水取り出し位置によっては温水洗浄便座に付属した給水ホースでは長さが足りない場合があります。
寒冷地用給水管で止水栓がない場合やフラッシュバルブの場合では、配管工事が必要です。製品をご購入される販売店にご相談ください。
温水洗浄便座には、貯湯式と瞬間式の2種類があります。
貯湯式に比べ、瞬間式の総合的な消費電力は小さく省エネになりますが、使用時のピーク消費電力が貯湯式よりも大きくなります。
電気配線の状況に応じた機種を選びましょう。
メーカーによって便器からの取り外し方法・便器の取り付け方法が異なります。
事前に各メーカーサイトをご確認ください。
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各社節水対応便器、省エネ対応便座を開発・発売しています。
最新の機種には、節水や節電・CO2削減効果が高く、家計にも優しい商品がラインナップされています。
住み慣れた家に長く安心して暮らすためには、ゆとりある広さ、使いやすい器具の選択など、将来に備えるリフォームを行うことが大切です。
工業会各社のリフォーム情報は、各社のサイトにてご覧いただけます。